キエーロって?
(イメージ)
キエーロのいいところって?
✅ベランダでも出来る。(庭や畑がなくても大丈夫)
✅ランニングコストがかからない。
✅土が増えない。(堆肥を使わない方に向いています)
キエーロって自分で作れるの?
キエーロを購入できる自治体などもありますが、作ることもできます。
DIYの得意度と置く場所によって【土置き型】にするか【ミニキエーロ】にするいか考えるといいと思います。
●庭や畑に置く、底板がないタイプ【土置き型】
(イメージ)
●プランターや衣装ケースなどにフタをつけたタイプ【ミニキエーロ・実験型】
※北海道では、苫小牧市が生ごみ分解処理容器(キエーロほか)の購入助成制度があります(令和5年9月現在)※3
また釧路市でも、キエーロの実証実験に着手したとのことです。(リンク先は北海道新聞社サイトになります。※3)
このほか北海道自治体のキエーロ情報がありましたら、下のお問い合わせフォームより教えてください。
プランターキエーロの作り方と使い方
【衣装ケースdeキエーロ】
<材料>
深型衣装ケース(74×44×30)×1
波板×1 衣装ケースより10数センチ大きいサイズ(合わせて余分な分は切る)
木 70cm×3本(ホームセンターで切ってもらう)
丁番 2個
連結傘釘 16個
ビス(ネジ) 3本
<道具>
サインペン
キリ
プラスドライバー
金づち
<作り方のイメージ>
1.木と波板、衣装ケースのサイズ感を合わせる。
2.木を2本合わせて、丁番2つをつける。
3.木と波板を連結傘釘でつける。開け口の方の木(1本の方)を衣装ケースの外に出るようにする(写真の赤丸部分)。
4.丁番をつけた方の木と衣装ケースを衣装ケースの淵の裏側からビスで留める。
<曜日の順に生ごみを入れる>
・入れているもの…野菜くず・肉・魚(内蔵も)・茶殻・排水溝カゴにたまった食材くず・揚げ油・傷ませてしまった食材など(素材は生より火が通った方が早く分解する)
・入れてないもの…貝殻・骨・玉ねぎの皮など、人が食べないもの
※早く分解させるため、小さく刻んでいます。
※土に埋めるときは、生ごみに土の衣をつけるように混ぜます。
でも虫がわいたりしないの?
そういうこともあります。
生ごみが見えていたり、土が湿っていると虫が寄ってきやすくなるため、以下の対策をします。
<虫がわかないようにする対策>
・生ごみを完全に深く埋める。(見えないようにする)
・生ごみを埋めたら、表面全てを乾いた土で覆う。(においが出ないようにする)
地域や置く場所によっては、キツネなど動物が寄ってくることもあるのでフタに重石を置いたり、ベランダに置くのもいいでしょう。
(でも虫も自然の一部なので、共存はできるようです。)
ちょっと待って! 冬はどうするの?(雪でキエーロが埋もれる問題)
北国では冬になると、雪ですっぽりキエーロが覆われてしまいますよね。
多少の雪はほろって土が掘れるまで使って、冬場はお休み(燃えるごみとして出す)というのもありますが、雪が降る前にキエーロの土を別の容器に移し替えて、家の中でミニミニキエーロを楽しむ方法もあります。(下記画像参照)
容器は土を入れて持ち運びできる程度の大きさ。生ごみを入れる量は限られますが、室内なので一定の温度はあるため、ゆっくりでも分解されていきます。
コンポストが初めてて、大きいキエーロを使うのは、ちょっと不安という方へ
●ペットボトルや虫かごケース、プラスチック製の米びつなど家庭で余っている容器を再利用する方法もあります【ミニミニキエーロ・室内観察用】
容器のフタがない場合は紙箱のフタ上部を切り抜き、網戸の網や排水溝ネット、不要になったレースのカーテンなどを張り付けるのもあり。
中に入れる生ごみは、コーヒーかすや茶葉、繊維のやわらかい葉野菜、バナナの皮(切る)などから少しずつ始めるといいでしょう。
その他に(続き)・・・行政側では
✅生ごみが減るとごみステーションが汚れない、ごみ収集車が汚れない。生ごみ臭がせず、作業員さんがイヤな思いをしない。
✅水分を含んでいる生ごみが減ることで、燃やすごみを燃やすエネルギーの節約になり、CO₂などの温室効果ガスを抑えることができる。
✅燃やすごみが減ることで、焼却装置の延命化につながる。
✅燃やすごみが減ることで、燃やした灰が少なくなり埋め立てスペースの節約になる。
✅燃やすごみが減ることで、ごみに関する費用(税金)を抑えることができる。※4
※1.北見広報誌より。
※2.「キエーロ」「バクテリア de キエーロ」「ベランダ de キエーロ」は開発者の松本信夫さんによって登録商標されています。
※3.掲載ページは変更・削除されることがあります。
※4.令和2年度、市区町村が行うごみ処理にかかる費用は国民一人あたりおよそ19,728 円(「国税庁の取組紹介」より。掲載ページは変更・削除されることがあります)。令和3年度、北見市のごみ処理費用は一人あたりおよそ21,059円(北見市Webサイトより)
運営者情報:北海道北見市在住。50代女性。滝沢ごみクラブでキエーロを知り、メンバーからレクチャーを受け(福ちゃんこと福田かずみさんにSpecial thanksです)、2023年1月末から室内でミニミニキエーロを試す。5月から廃棄予定だった衣装ケースでキエーロを作り屋外で運用。以後、その快適さにキエーロ愛好家(見習い)となる。
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